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とことん!部落問題

読書感想文


ある被差別部落の歴史で消化不良だったのを補う意味で読んでみました。

被差別部落出身のフリーライターによるルポの記事の編集(まとめ)本です。


冒頭からの挑発的なエセーは私の好みではありませんが、中心となるルポルタージュは
いわゆる「緻密にやられた」たいへん良質で貴重なものだという印象を受けました。

私自身の3つの興味、

 1.部落とは何か
 2.部落の歴史
 3.「部落問題」とは何か

の3番目のやつに十分答えてくれたと思う本です。

ちょっとばかり時代が最近(著者は1960年代生まれ)なので、「ちょっと前の」という
但し書きはついてしまうのですが、「部落問題」と「部落問題を語る世間」について、
なんとなくのイメージをこの本は描いてくれています。


この本で著者の意図するところはよくわかりませんが
著者がその「緻密な」取材で書き下ろした数々の事態を知ることでより、
「部落問題の問題」についてのよりよい理解を与えてくれると感じます。


具体的にどこがどうだと表現できないんですが、、、こういう空気でこういう見方、
このくらいのさじ加減で、このくらいのレベル感、、、みたいな。


私自身「部落問題」というものにまだ明確な理解と結論を得ていませんが、
「部落問題の問題」について、より身近に感じることができた本です。

私は著者と一回りも年が離れているせいか、この(部落)問題に対する全ての面で
著者と対立する意見しか持ち合わせていませんが、著者の意見にたとい同意できなくとも、
「部落問題の問題」を知るために本書を知ることは非常に意味がありました。



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