hanatoyume.net   ~「花とゆめ」ファンサイト風テクノロジと自然の調和と探求~ twitterやめました・・・
ホーム  :  新着記事  :  記事一覧  :  Wiki  :  リンク  :  白泉社 花とゆめ  : 

   

八日目の蝉

読書感想文

ほんとうに何年ぶりかに、「この小説なら、読んでみようかな」と思って。

不倫相手の夫婦にできた赤ちゃんを誘拐して逃亡する女の人の話

男女の駆け落ちの、母娘バージョンって感じで、話のあらすじは、
ほんとうに、たいしたことないんですけど・・・


じゃぁ何が読みたくてこの本を手に取ったのかというと、

「母(女性)がみている娘(同姓の子供)というものを、ストレートに表現している」

というようなレビューをどこかで見たからです。

母と娘って、本当に仲がよくて羨ましいと思うときもあり、
本当に仲が悪くてどうなってんだと思うこともあり。

でもやっぱり(男のわたくしには絶対にわかりっこないかもしれない)、

母の娘に対する何か得
(え)も知れぬ想い

みたいなものって、やっぱりあるような気がして。


アマゾンのレビューなんかでも好評のようで、女性読者が多い、、、
基本的には涙ながし系でよかった的な感想が多いようですが、

中には「男性には絶対理解できない」なんてレビューも、、、


いや、なんとなくこの(キュア)パッションは感じるよ・・・


おかしな宗教団体の生活とか、ホテルの住み込みで生活とか、
現実的にもちょっとありえない展開もあり、長編ということで、
中だるみして読むのがつらい部分とかありますけど、、、

登場人物がそれぞれ各人の視点に切り替わって、その人物の固有の感情と
表情をストレートかつ大胆ににつづっていく手法は、
あぁ、じょうずだなぁ、すごいなぁ、って素直に感じさせてくれます。


小説として十分面白いんですけど、やっぱりなんというか、
女性(母、というほど枯れていない)の理不尽に湧き出る母性と世界観が、
ほんとうに素直に発露されているんじゃないかと思います。

当初の目的、母の娘に対する視点というのはちょっとわかんなかったですが、、、

「女の母親の世界観に触れる感動」

というのが確かにあって、これがこの本でいちばんよかったのだと思う。
・・・ちょっと重たくてしんどいかもしれませんが。

↓の評価ボタンを押してランキングをチェック!
素晴らしい すごい とても良い 良い
八日目の蝉 | 0 件のコメント |
コメントは投稿者の責任においてなされるものであり,サイト管理者は責任を負いません。


トラックバック

このエントリのトラックバックURL: http://www.hanatoyume.net/trackback.php/ISBN978-4120038167

この記事にはトラックバック・コメントがありません。