脳を鍛えるには運動しかない!―最新科学でわかった脳細胞の増やし方
2009年11月25日(水) 00:00 JST

表紙がスターウォーズみたいです。
それはまぁいいんですが、運動と脳の関係についての最新情報ということで、
アマゾンのレビューも大絶賛です。
この本を読むと、最近もてはやされている「脳研究」とやらが、もしかすると
どうでもいいように感じてしまうかもしれません(失礼)。
・体育教師の言葉 「私たちの授業では、脳細胞を作り出しています。」
・「被爆によって労働者はより健康になった」
・「ストレスの役割は記憶を形成し呼び起こす事」
・・・ちょっとテーマをかいつまんでみても、
我々が今までわかっていたつもりで、実はぜんぜんわかっちゃいなかったことに、
医学とか脳研究とか、そういう難しいことをまず一切白紙に戻して、
まっ正面から挑んでいくこの研究姿勢が、ある意味で感動的ですらあります。
日本の脳研究、ましてや最近流行の脳トレとかとは、
そもそも一線を画す視点で解説される本書は、
次の言葉にそのすべてが期待されるのではないかと思います。
「運動によって貧困の連鎖を断ち切れる」
親の経済の格差は、子の教育の格差を生み、
それを断ち切るのはやはり教育しかないと言われる現代、
「努力が報われる社会に」とは誰の言葉かわかりませんが、では、私たちは、
具体的に、何を信じて何を努力すればいいのか!
自信を持って答えるのは、選挙の政治家と謎な宗教家と妙な起業家ばかりの
今の世の中に絶望している人たちにとって、この研究成果は、
我々が本当に目指すべきところへの道しるべになる可能性を秘めています。
科学の意義・目的とは、このようにあるべきなのだと、ちょっと感動するかも。
体育教師と運動嫌いが、一転して大好きになる一冊。
理屈っぽい科学の本が嫌いでなければ、息子にもお勧めしたい本です。
しかし運動不足を解消するには、運動しかない!