絶対貧困
2010年4月 3日(土) 03:47 JST

何かの講義調の語り口調(~ですよね)の文体が最後まで肌に合わなかったのですが、
世界の貧困地域のレポートです(著者の好みか、性に関する言及が多い)。
字が大きめで口語体で書かれるていると何かブログみたいなのですが、
内容は正直なところ「よくわからない」というのが本音でしょうか。
スラムでのエピソードなども書かれているのですが、わざとわかりやすい文章に
意識されているのか、表現や語彙が乏しく、リアリティというか、雰囲気と言うか、
とにかく伝わってくるもの(情報量)が圧倒的に少ない、という印象でした。
貧困地域の現地レポートとして書かれておるので、興味のある人には良いと思いますが、
最終的には「みなさんが考えるきっかけを」という主旨のもと、読後放置プレイされるので
気分的にはあまりよろしくありません。
「メディアがこれまで伝えてこなかった・・・」というキャッチ(?)も、
日本人はテレビしかみてない平和ボケ民族だとよけいな説教をされているような気がしてかなり不快、
というか「講義」という本の体裁がもともとそういう高い所から偉そうなので仕方ないんですが・・・
ちょっと思い出したのが、エヴァンゲリオン(旧劇場版)を作ったときの庵野秀明氏のような、
人の感情を無遠慮に揺さぶっておいてあとはご自分でなんとかせぃ、みたいな。
当時の庵野秀明氏を評して「AV(アダルト)作らせたらいいんじゃないか」と言う人がいましたが、
そういう感じです。