戦後ギャグマンガ史
2009年12月24日(木) 00:00 JST

著者は第1回コミックマーケット創立メンバーで漫画評論家。
「戦後少女マンガ史」「戦後SFマンガ史」「戦後ギャグマンガ史」という、
戦後マンガ史三部作となっている本、だそうです。
とても立派(?)な方だったようで、この本も立派です。
評論の仕方はとてもおとなしく、どちらかというと漫画の伝道師的な立場で
物言う態度が、普通の人々によく受け入れられた一因なのだと思います。
この本はちょっと古いので、一番新しいところでもドラえもんとか、
Drスランプ アラレちゃんとかのあたりまでのギャグマンガ史なのですが、
逆にこの古めかしさは、われわれの世代にとっては新しくもあります。
本人があとがきで述べるように「マンガ史」にはなっていませんが、
戦後のギャグマンガのありとあらゆるところがつめこまれた百科事典的な内容は、
よい意味で、読破するのに相当苦労する本でした。
機会があれば三部作のほかの2作も読んでみたいところですが、
これだけしっかりと書かれた本は、読むほうにも準備と覚悟がいりますね・・・
あの時代のこの手の人々の息吹が感じられる一冊。
P.S
著者はタバコとコーラが大好きで、2006年に肺がんでお亡くなりに。享年53。