社長失格
2008年12月16日(火) 00:00 JST

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社長失格 ぼくの会社がつぶれた理由 著者: 板倉雄一郎 出版社: 日経BP社 /日経BP出版センター サイズ: 単行本 ページ数: 371p 発行年月: 1998年11月 |
社長シリーズ 第2弾 (第1弾は「社長の作り方」)
インターネットベンチャー企業の興隆を赤裸々に描いた力作です。
広告をつけることで利用料無料にしたインターネットプロバイダーのお話。
今時はプロバイダ料金なんて無料同然ですから今時の人にはピンと来ないかもしれませんが、
技術的な話はほとんど出てこないので問題ないかと思います。
起業から倒産までの期間が短かったせいもあってか、非常に細かいところまで
覚えていらっしゃったようで、描写が克明でリアリティがあります。
当時(ITバブル)のベンチャー起業のお金の借り方とかも詳しく書かれていて、
今でも十分参考になる点が多いんじゃないでしょうか。
時代の波に振り回された多くのIT企業の、熱気と狂気を感じることができる良書です。
特に倒産まで一直線、後半のスリリングな描写は、
「この人、本当にただの起業家か?!」
と思わせる達筆ぶりです。(実際、この後いろいろ本を執筆されていますが・・・)
ITなんて興味ないし経営なんて好きじゃないなんて人も、ひとつのドキュメンタリーとして
十二分に楽しめる内容で、非常にオススメです。
(あまり感情移入して読むと後半は心情的に辛くなりますが・・・)
・・・本筋とは、ほんっとに、全然、関係ないんですけど、
「エンジニアがシステムに対して抱く愛情」と、「経営者がシステムに対して抱く愛情」は、
根本的に種類の違うものだということを、エンジニアも経営者ももっとよく理解しておく必要が
あるかもしれないと感じました。
エンジニアは時々、最初から作り直してしまいたくなるようなシステムに出会うことがあります。
そんなシステムでも経営者は、エンジニアからは想像を絶する大いなる愛情を注いでいる事を、
決して忘れてはいけないと思います。そして逆もしかり。
そこをお互い理解さえすれば、
経営者とエンジニアはお互いによりよい仕事ができるような気がします。
・・・本の内容とは全然関係ないですが、
いやこの筆者、なんとなくうちの(いまの)社長に似てるな、と思ったりもして(笑)
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