トランジスタティーセット ~電気街路図~
2010年3月16日(火) 00:58 JST

今回から漫画も感想文書いておくようにしました。
秋葉原を題材にした作品(漫画を問わず)というのは意外に少ない気がして、
さらには、秋葉原のハンダ臭い方面とか、秋葉原街そのものに主眼を置いたものとなると
それこそ探すのが難しいのではないでしょうか。
(よく探したら、十津川警部はアキバに来ていた→ 『十津川警部 アキバ戦争』 西村京太郎)
電子部品屋の娘が主人公の、百合系ラブコメギャグマンガなのですが、
その背景に、著者の秋葉原への想いというか、表現したい何かがあるような、
ないような、そんな作品。
絵柄は今風のキャラを学漫っぽい線の硬さで描いてますという風で、
ブックオフでぱらぱらしたときには多少買うのを躊躇したのですが、
2巻まで読んだところでは、意外に楽しめた本です。
百合系キャラ萌えとか秋葉原的ベタネタの話は人に好みがあるのでさておき、、、
秋葉原を舞台にした意味というか、秋葉原という街に対する著者のある種の
憧れのような、郷愁感というか、そういった何かしらかの著者の想いみたいなものが、
意図してかどうかはわかりませんが、そういうものが自然に点描や網掛けに現れて、
そんな感じをアニメっぽい絵柄でどういうわけか表現できてる、妙に素敵な本です。
まだ連載中ですので今後どうなるかわかりませんが、
時々(私の)琴線に触れる「あの時代の秋葉原に対するある重要なイメージ群像」が、
これからもうまく表現され続けば、これは大化けするような期待を感じています。
というか、そうなってほしいという願望。
主人公・メイド以外のキャラの立ち具合と、著者の懐の広さ次第というところでしょうか・・・
らき☆なんとかと似て非なる形でふくらむと、面白いと思います。